周年記念品特集

周年とは、創業や開設、オープンなどの記念すべきタイミングから、何年か経た時に改めて祝うことを指した言葉です。

主に周年を記念する時期としては1年目以降、3年目、5年目と続き、10年目以降は20年、30年と10年ごとにお祝いをする傾向があります。

さらに50年や100年は特に重要な節目のタイミングとして、盛大に記念式典を開催したり、お祝いの品を用意するケースが多いようです。

これらの周年を祝う為に用意される商品が「周年記念品」です。

周年記念品は渡す相手によって「法人向け」と「個人向け」の2種類に分けられます。

法人向けの周年記念品

法人向けの周年記念品は企業から取引先や従業員向けに配布される商品となります。

企業や事業所の創立を記念したり、株式上場を記念したりと、事業の大きな節目を記念して記念品が制作されます。

この場合は株主、取引先だけでなく、事業を支えてくれている従業員にも配布されることがあります。

個人向けの周年記念品

個人向けの周年記念品には配布する側が企業や団体などの組織である場合や、個人から個人へと贈られるケースもあります。

多数の人に渡す周年記念品としては、ショップやサロン、クリニックの周年記念品が挙げられます。

開業から1周年、5周年などと期間を区切り、日頃から利用してくれるお客様に対してご愛顧に対する感謝の気持を込めて記念品を配布します。

なお、ノベルティグッズは主に組織から多数の個人に向けて渡すことを想定していますが、個人間の場合はプライベートなプレゼントと言った意味合いが強いです。

個人間の周年記念の主な事例としては、結婚10周年のようなライフイベントや、還暦に喜寿といった長寿をお祝いする記念品が考えられます。

個人に対して贈る場合は、ノベルティのように大量に制作された物よりも、父母や祖父母など渡す人を思い浮かべて記念品を選定すると良いでしょう。

周年記念のTPOにあわせた人気グッズ

前述では渡す相手ごとに周年記念品の基本情報を整理しましたが、次からは、周年記念品を渡すシーン別に適した商品をご紹介していきます。

周年記念を迎えることは事業者や当事者だけでは成り立ちません。

どのシーンにも共通していますが、周年記念を迎えられた感謝の気持を周囲と共有することを前提に、それぞれのTPOに適したノベルティグッズを選びましょう。

企業や団体が取引先に配る周年記念品

法人向けの事業を行う組織が周年記念品を用意する事例には、次のようなケースがあります。

企業の周年記念品

企業の創立や創業から特定の年を経た時に実施される周年記念品は、株主や取引先などに配布されるものです。

事業に関連するアイテムや仕事を連想させるビジネスグッズを用意すると良いでしょう。

団体の周年記念品

団体の設立記念の場合は、会員や関連団体向けに配布される場合が多いので、事業と親和性のあるノベルティグッズがおすすめです。

店舗の顧客に配布する周年記念品

個人を対象としたビジネスを展開する店舗では、開店記念としてキャンペーンを行い、周年記念品をフックにして集客につなげる施策を展開することがあります。

ショップの周年記念品

アパレルや雑貨などのショップの周年記念品にはショッパーといった、自社製品の購買を阻害しないアイテムを選ぶことが大切です。

ショップのロゴや周年の数字をデザインした名入れを施すことで、限定品として価値を高めてくれるでしょう。

サロンの周年記念品

ヘアサロンやビューティーサロンなど、美容系の店舗でも周年記念品を活用した販促活動が用いられます。

ミラーや櫛、ポーチなどの美容グッズは店舗と顧客のエンゲージメントを高めてくれるアイテムです。

飲食店の周年記念品

飲食店はすべての業種の中で最も廃業率(※)が高く、周年を迎えられるということは事業者にとっても顧客にとっても喜ばしいことです。

参考:2022年版 小規模企業白書|中小企業庁

飲食店の周年記念品として人気が高いカテゴリは、ボトルやマグといった飲み物の容器、コースターなどの手軽なテーブルウェアです。

店舗のロゴを名入れすることで、顧客への配布だけでなく、自店の食器として活用することもできます。

施設の会員に配布する周年記念品

不特定多数を対象とした店舗に対して、会員を有する業態の周年記念品は、よりエンゲージメントを高めるアイテムが望ましいです。

会員であることは、年間を通して一定以上の利用や購買が見込める顧客と言えるので、施設と関連するもらって嬉しい記念品を用意しましょう。

クリニックの周年記念品

一般的な街のクリニックでは内科や小児科のように診療科目が分かれていますので、科目によって受診する人の属性が異なってきます。

小児科であればファミリー層、産婦人科であれば女性がメインというように、ターゲットにあわせた記念品を選ぶことも大切です。

また、ボールペンやふせんのような「自分の症状や大切な情報をメモする」アイテムも適しています。

スクールの周年記念品

社会人向けのスクールには定番の英会話教室に加えて、料理教室といった趣味の分野から、プログラミングのようなビジネス系のスクールまで幅広いジャンルがあります。

クリアファイルやノート、ペンなどスクールの授業で使えるアイテムはすぐに使えて便利だと受け取ってもらえます。

子ども向けの習い事であれば、年齢やスクールの事業にあわせて記念品を選ぶと良いでしょう。

フィットネスジムの周年記念品

総合フィットネスジムだけでなく、ヨガやピラティスなど身体を動かす施設はカテゴリが細分化されて年々増えています。(※)

参考:スポーツライフデータ2022|笹川スポーツ財団

健康志向の高まりにより需要が増加しているフィットネスジムでは、水分補給に使うドリンクボトルや汗を拭くタオルなどがぴったり!

名入れができるアイテムも豊富にそろっているので、ジムのロゴや周年の年数をプリントしても素敵です。

自分たちの記念に制作する周年記念品

ここまでは取引先や顧客といった外部へ贈る周年記念品について言及してきましたが、最後に特定のグループの内部で制作する記念品についても説明します。

販促品としての周年記念品は予算と目的が前提となりますが、外部の目を意識する必要がないので、関係者間で納得した商品や名入れで記念品を作ることができます。

チーム内でよく使われているエールの言葉や、グループの写真を印刷しても良いでしょう。

クラブやチームの周年記念品

部活動のクラブやスポーツチームの周年記念品には、シューズケースやナップサックといった活動で使えるアイテムに名入れをするのがおすすめ。

合宿や遠征先でも部員であることがひと目で分かるので、チーム運営にもメリットがあります。

サークルや町内会の周年記念品

シニアサークルや、町内会などは年齢層の高い人達がメインで活動しているので、長い年月で継続していることを示す周年記念には思い入れのある人たちも多いでしょう。

こうしたシニア向けの記念品には、グループの名前を名入れしたタオルやタンブラーのセットなど、ワンランク上の日用品が喜ばれます。

内輪の団体で周年記念品を制作する際には、商品のクオリティと予算について、関係者間で事前にすり合わせておくことが重要です。

名入れで周年記念の品だと伝える

ノベルティグッズをそのまま渡しては、周年記念をお祝いする気持ちが伝わりません。

誰がどんな意図で周年を記念するのかを示すことで、受け取った人も「周年記念品」であることが認識できます。

周年記念品を販促やエンゲージメントの向上につなげるために、名入れやのし掛け、メッセージカードなどを活用しましょう。

ノベルティグッズに周年を名入れする

名入れはノベルティグッズに印刷や加工を施すことで、周年記念品をオリジナルのデザインで制作することができます。

社名やロゴはもちろんのこと、周年の年数を示したエンブレムをデザインするのもおすすめです。

ラッピングやのし掛けを工夫する

名入れ不可のノベルティグッズの場合は、化粧箱にのし掛けをするとフォーマルな印象の周年記念品に仕上がります。

のし掛けの場合は以下の表を参考に記載する内容を検討しましょう。

ショップやサロンの周年記念などで、もう少しカジュアルな印象にするなら、オリジナルのラッピングもおすすめです。

透明なPP袋にオリジナルデザインの台紙をインサートすると中身が見えて受け取ってもらいやすくなるだけでなく、台紙にURLやQRコードが印刷できるので販促効果も期待することができます。

周年記念のメッセージを添える

名入れできないノベルティグッズを周年記念品として活用する方法として、メッセージカードもおすすめです。

取引先や顧客のおかげで、周年を迎えることができた御礼の言葉を、メッセージに込めることができます。

カードの場合は印刷費用が安価で済むだけでなく、メッセージやデザインにオリジナリティを盛り込めることもメリットです。

会社の法人向け創立周年記念品